香港でのメンタルヘルス

 香港は長い間に世界経済の中心であります。香港の土地は世界一番高いともみられます。また、香港には同じオフィスに多国籍の従業員がいますし、優秀な人がたくさんいますから、競争が非常に激しいようです。それに伴い、香港人が鬱病や不眠症にかかる人が少なくてもありません。政府の調査によると、おおよそ13%の人は精神的に病気があります。700万人で計算すると100萬人弱ぐらい存在します。日本ではよく線路に飛び出して自殺する人がいますが、イメージ的には日本が自殺大国です。香港はその以上であります。自殺率が世界に断トツ高いです。

香港のメンタルヘルス

香港は内科や手術の技術が世界にトップレベルで高いし、公立病院、私立病院、クリニックの数もそこそこ多いですが、メンタルケアに関する医療が世界に遙かに遅れています。世界衛生組織はメンタル専門医対人口人数の標準値を1:10000に設定しましたが、香港は1:20000の状態です。因みに、英国は約1:7000、アメリカは約1:8000です。

日本人駐在員と家族の精神状況

海外の駐在員になるのがキラキラに見えますが、実は精神的にとても大変なことであります。駐在で鬱病や不眠症、妄想症になった人もよく耳にします。  ではなぜ駐在はそうなるのか。まずは責任が非常に大きいことです。海外支社を任せることで、日本にいるときより仕事の量と責任が一気に上がります。週末も接待などに行かないといけないケースがよくあります。 そして、環境の変化にの不適応です。例えば、言葉です。海外にいくと、日本語が話せない相手と商談するのが極普通だと思われます。日本でしたら、簡単に言いたいことが相手に伝わります。相手が外国人な場合、思ったよりうまくいかない、コミュニティが取れないことが度々あります。無意識で、ストレス、焦りがでますね。 さらに、仕事の面には、言葉の原因で、小さいことでも自分の思った通りにできなかったりします。こちらの相手は先方のことだけではなく、社内の現地スタッフのことでもあります。日本は残業や、怒鳴りなどがよくオフィスに見えますが、外国の文化によって、通用しない場合が多いです。残業させたら、訴えられたりします。怒鳴りしたり、次の日に来なくなったりします。文化の違いで、ストレスにもなりやすいです。日本はおもてなしで世界に有名ですが、日本人はそれに慣れて海外に行ったら、相手の態度や行動に意外にむかつきやすいと思われます。また、自分が当たり前だと思うことが相手にまったく通じません。これらの変化によって、心が細くなり、無力な状態に陥ります。  駐在員だけではなく、駐在妻も鬱病になるのがよく耳にします。主な原因は、夫に赴任に伴い、知らない土地に来て、以前の社交圏から離れ、孤立感がすごいです。職もないので、新しい社交圏も築きにくいです。知り合いがいないから、当然に心も細くなりますね。夫は仕事で忙しいから、相談しても相談しづらいから、本当に落ち込み、海外に来る意味がわからなくなります。それで、睡眠薬に頼ったり、お酒に頼ったりしてしまいます。やむを得ず、帰国した人もよく聞きます。  実際、鬱病や不眠症になったら、薬やお酒に頼るのがおすすめできません。これは どんどん悪化していくんだと思われます。香港には、大量な人は精神的に病気があるのですが、自分が気付かず病院に行かない人も多いようだ。  筆者は鬱病を感じましたら、すぐメンタルヘルスに行くのをおすすめします。

日本語が通じる香港メンタルクリニック

香港には英語、中国語、広東語が主流ですが、日本語が通じるところもあります。Central駅から徒歩5分のところに、PSYCHOLOGICAL MEDICINE CENTREがあります。こちらのメンタルクリニックは日本語でサポートも行っています。マインドプロは2011年に設立して、私立の医療機関です。こちらに在籍している医者さんは専門分野で実績がある人がほとんどです。医者さんが優秀のほかに、クリニックの環境がよいとの口コミもありました。写真から見た限り、日本のクリニックのより、清潔感がすごくて、家具や壁の色などがシンプルで、穏やかな雰囲気を感じました。また、メンタルに問題があることで、とても恥ずかしくて、周りの人に聞かれたくない人もたくさんいると思いますが、それに応じて、ほかの部屋より防音がよいVIP室も設けてあり、安心で相談できます。  PSYCHOLOGICAL MEDICINE CENTREの診療範囲としては、パンニック障害、鬱病、社交不安障害などの気分障害のメンタルケアができますが、双極性障害とか、総合失調症などの重度病気も診療できます。よく聞く産後精神病がありますが、香港で出産する人なら、このクリニックも役立つかもしれません。

まとめ

海外に駐在や移住に伴い、精神的につらくなってくることがよくあると思いますが、その際に、薬物に依存するだけではなく、専門家からのアドバイスを受けながら、治療を行ったほうが良いかと思います。特に香港の場合、経済の動きが早いので、ストレスや人間関係に病みやすいから、PSYCHOLOGICAL MEDICINE CENTREに一回足を運んだほうがいいかなと思います。