香港の医療費と保険について

香港の医療レベルは高いといえます。ですが気になるのは価格。 香港の医療機関は多くの専門科をそろえる総合病院から小規模の診察所(クリニック)と様々でいずれも公立と私立の施設があります。香港の病院は、価格差がかなり激しい傾向にあります。政府が運営する公立病院の料金は香港に住んでいるか住んでいないかで大きな差があります。香港IDを所持している場合は一律100HK$と格安で診察を受けることができます。私立病院と小規模の診察所の相場はほぼ一緒と考えてよいでしょう。また私立の医療機関の多くは日本語サービスに対応しています。サービスも充実しているため、医療費は高く初診費用でも500~1000HK$もかかります。

香港の医療保険

香港には日本のような健康保険制度に該当するものはなく、医療費は基本全額自己負担になります。香港では医療保険への加入義務はありません。香港の場合は、健康保険に代わるものとして、民間の医療保険制度が極めて充実しています。また、会社員であれば会社の福利厚生の一環として保険会社の医療保険に加入します。ですが会社によっては医療保険が福利厚生に含まれていないこともあるので確認する必要があります。 保険会社に加入していても補償内容が十分でない場合、個人でさらに手厚い医療保険に加入します。会社で入っている医療保険によって補償される範囲も違うのでこちらも確認する必要があります。

保険の種類

海外旅行保険とは 海外旅行中に想定されるアクシデントに対しての補償をしてくれる保険です。 疾病治療保険:病気になった場合、病院での治療費が補償される 傷害治療保険:怪我をした場合での病院での治療費が補償される 賠償責任:誤って人に怪我をさせてり、物品に損害を加えて場合、保険金が支払われる 救援者費用:旅行中の怪我や病気で入院した場合、日本から親族が現地に向かう際の交通費・現地での滞在費が補償される などサービス内容は様々です。 海外保険は3ヶ月未満から3ヶ月以上のものがあります。 海外では日本の健康保険が使えないため日本に比べると医療費や入院費用ははるかに高額です。そのため旅行や出張などの場合は忘れず加入するようにしましょう。 最近では、一般カードでも海外旅行披見が自動付帯しているクレジットカードが数多くあります。付帯保険には「利用付帯」と「自動付帯」があります。利用付帯とは旅行代金をクレジットカードで支払った場合のみ海外保険が有効になるというもの。一方の自動付帯とは旅行についての支払いの有無に限らずクレジット会員であれば自動的に海外保険が有効になるというものです。自分が所持しているクレジットカードに海外旅行保険がセットされている場合、「利用付帯」か「自動付帯」なのか確認すると良いでしょう。

長期滞在の場合

海外駐在員保険 駐在・赴任保険は、海外駐在員保険、海外赴任者保険、海外出張保険など様々な名称で呼ばれていますが、いずれも海外旅行保険をベースに海外駐在員・海外赴任者向けにアレンジしたものです。病気やケガの補償は通常の海外旅行保険とほぼ変わりませんが、海外駐在員保険には携行品だけではなく家財も補償される「生活用動産補償特約」や、同行した家族も被保険者に含まれる「家族総合賠償責任特約」があります。 香港に旅行などで短期滞在する場合は海外旅行保険を、長期滞在する場合は香港に支店のある大手日系保険会社や現地の保険会社などで歯科治療、入院時の補償までカバーしている医療保険に加入することをおすすめします。また手術・入院だけ対象とした医療保険だけでも加入するのも良いでしょう。 香港の医療制度は日本と異なります。そのため、自身で医療保険に加入しなければなりません。また、加入した医療保険のサービス内容を確認する必要があります。 香港には日本語の対応をおこなっている病院は多くあります。また医療レベルは高いので安心して受診することができます。日本人スタッフが常駐する病院をご紹介致します。 DYM health care MYR太古駅にあるDYMヘルスケアグループは日本国内外五拠点で、主に日本人駐在員やそのご家族、また旅行者や日系企業で働くローカルスタッフ向けに内科や小児科などの医療サービスと、健康診断を提供している日系企業です。DYM healthcareでは急な体調不良から生活習慣病、予防医療まで幅広く対応しております。 当院では出来る限り現地の医療にも精通した、経験豊富な医療通訳者を雇用するとともに、医療スタッフ自身にも少しずつ日本語を覚えてもらい、受診される患者様がより安心してご受診いただけるよう、コミュニケーションの円滑化に力を入れているクリニックです。そのため、日本人通訳が常駐しています。受付から処方まで全て日本語で対応しているので気軽に受診ができます。平日の9:00から13:00までは毎日小児の専門医が勤務しており、お子様にも安心してご利用頂けます。当院では海外傷害保険の利用も可能です。キャッシュレス・メディカルサービスのご利用もできます。 また、成人、小児ともに予防接種や定期健康診断のサービスも行っており、平日は9:00から19:00まで営業している為、学校や仕事終わりでも受診が可能です。 DYM healthcare 営業時間 [月曜、火曜、木曜、金曜] 午前の診療:9:00~13:00 (最終受付12:30) 午後の診療:15:00~19:00 (最終受付18:30) [水曜] 9:00~13:00 (最終受付12:30) ★午後休診 [土曜] 午前の診療:9:00~13:00 (最終受付12:30) 午後の診療:14:00~18:00 (最終受付17:30) [日曜、祝祭日] 閉院

まとめ

香港の医療レベルは高く安心して受診ができます。香港の医療費は高く、医療保険の加入義務はなく、基本的に医療費は全額自己負担です。香港の場合は、健康保険に代わるものとして、民間の医療保険制度が極めて充実しています。医療保険によって補償される範囲も違うので確認する必要があります。香港に旅行などで短期滞在する場合は海外旅行保険を、長期滞在する場合は香港に支店のある大手日系保険会社や現地の保険会社などで歯科治療、入院時の補償までカバーしている医療保険に加入することをおすすめします。 また、手術・入院だけ対象とした医療保険だけでも加入するのも良いでしょう。DYM healthcare では海外旅行保険のキャッシュレスサービスが利用できます。全て日本語で対応を行っているため急な体調不良でも気軽に診察を受けることができます。海外旅行や出張、海外赴任などされる方にとって、健康管理や現地の医療事情は不安材料のひとつです。そのため万が一に備えておきましょう。海外で安心して渡航するためには、海外旅行保険や駐在・赴任保険に加入し、日本語対応している病院などを予め調べておくことが大切です。