香港でかかりやすい病気

香港は日本から4~5時間で現地に到着できるため、旅行先としてとても人気の国の一つです。最近では、香港に移住する日本人夫婦や家族も増えてきています。その理由として、香港では扶養家族ビザが取得可能なため、子育てをしながら共働きしやすい環境が整っていることがあげられます。ですが、香港での暮らしの中で懸念点の一つになるのが、病気、特にインフルエンザです。毎年、香港でのインフルエンザ流行のニュースをよく耳にする通り、香港では季節性のインフルエンザが大流行する傾向があります。今回の記事では、季節性インフルエンザの特徴やその他香港で注意したい病気、そして日本語対応ができるおすすめの病院をご紹介していきます。

香港で大流行!?季節性インフルエンザの特徴

香港では、毎年インフルエンザの流行が大きな問題となっており、日本でもよくニュースで取りあげられています。香港でのインフルエンザの歴史と近年のインフルエンザの特徴についてご紹介します。 インフルエンザA香港型の歴史とは インフルエンザとはA型、B型、C型の3種類が存在し、人でのパンデミック(大流行)をおこすのはA型のみといわれています。インフルエンザA型は144種類に分類され、インフルエンザA香港型はA型の一種です。インフルエンザA香港型が最初に大流行したのは、1968~69年です。その当時は香港かぜとよばれ、東南アジア・アメリカ・日本など 世界中で大流行しました。発生源の香港では6週間で約50万人もの人々が感染し、全世界で約56,000人以上もの死者がでました。インフルエンザA香港型に感染すると、38度以上の急激な高熱、体の節々の痛み、頭痛などの症状がでます。特徴として、咳・くしゃみ・喉の痛みなどが発熱後に起こります。 近年の香港での季節性インフルエンザの特徴とは インフルエンザウイルスが発生しやすい時期は一般的には冬が多いとされます。インフルエンザ菌は乾燥する冬の時期に空気中に浮遊し始め、寒さで体温が下がり、抵抗力が弱くなった体内に侵入することで感染します。ですが、近年の香港のインフルエンザは、夏にも猛威をふるっています。2017年の夏に香港で流行したインフルエンザの感染者は、2017年5月5日から8月2日までの間で1万4713人と確認され、2016年夏の感染者数の10倍にまで達しました。死者は8月3日時点で315人に達し、2003年に香港で流行して問題となったSARS(重症急性呼吸器症候群)の死者数299人を上回ったと話題になりました。エアコンの使いすぎによる乾燥・寒冷、暑さによる体力低下など夏にも感染してしまう様々な要因が考えられますが、香港では季節関わらずインフルエンザに注意が必要といえます。 香港でのインフルエンザ対策は必須! このように季節問わずインフルエンザにかかる危険性が高い香港では、その予防のために予防接種は絶対にしておきたい対策です。予防接種をしてもインフルエンザワクチンがその効果を発揮するのは、接種後2週間といわれます。ですので、最大のピークである冬場の流行に備えて予防接種をうけておくのがよいでしょう。

香港で注意したい病気

前述の通り、香港ではインフルエンザの流行が深刻になっていますが、その他にも香港で生活していくうえで気をつけたい、以下のような病気があります。 下痢症・食中毒 香港は亜熱帯性気候に属し、ものが腐りやすくカビが生えやすいため、飲食物には注意が必要です。露天での買い食いを避けたり、衛生面で安心できるレストランで食事をするなど、気をつけるようにしましょう。 デング熱 デングウイルスを持った蚊に刺されることによる感染症です。主にアフリカ地域や東南アジア地域、西太平洋地域の熱帯・亜熱帯地域でみられます。香港では、2014年に渡航歴のない人の感染が確認されており、今後注意が必要な病気です。 A型肺炎 糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して、食品とともに口の中に入ることで感染します。2~7週間の潜伏期間後、急な発熱、だるさ、吐き気などの症状が見られ、数日後に黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れるのが特徴です。衛生状態が良くない地域で発症しやすいため、沸騰させた水やミネラルウォーター、加熱調理してあるものを 選ぶようにしましょう。

予防接種もできる!日本語対応可能なおススメの病院

前述の通り、香港に移住する方にとってこうした病気には注意が必要となります。特にインフルエンザの流行は深刻化しており、こうした側面を考えると、インフルエンザ予防接種ができる病院での予防はかかせません。言葉の壁もなく安心できる、日本語対応可能なおススメの病院をご紹介します。 香港でインフルエンザ予防接種が可能な病院とは? 香港では、香港政府の新型ワクチン接種計画に参加している私立病院・クリニックで予防接種を受けることができます。香港は日本のように健康保険というシステムがなく、診察代は個人で保険に加入していなければ自費で全額払うことになります。金額はそれぞれの病院で異なるため、確認してみてください。また、日本政府より指定された医療機関で対象となる日本人(主に小中学生といった子どもや妊婦、医療従事者)は、無料で新型インフルエンザワクチンの予防接種を受けることができますので、在香港日本国総領事館に確認しましょう。 日本語対応可能なおススメの香港の病院 香港に移住してきたばかりでは、言葉の壁もあり、不安を感じる部分もあると思います。そのなかで、日本語対応可能でインフルエンザ予防接種ができる病院でおススメなのが、「DYM health care」です。日系クリニックで受付から処方まで日本語対応が可能です。診療内容は一般内科と小児科で、お子様がいるご家族でも安心して受診することができます。インフルエンザ予防接種はもちろん小児予防接種にも対応し、健康診断や生活習慣病の対応、香港で唯一の日本語のマタニティクラスの開催など、香港に移住する日本人に対して様々な面からサポートしている病院といえます。

まとめ

香港に移住を考えている方、ご家族で赴任される方にとって不安な点となりうるのが「病気」です。なかでも香港ではインフルエンザの流行が活発で、季節性というよりは通年化している特徴があります。その他にも、香港の気候や衛生面に注意した生活を送らなければ、様々な病気にかかるリスクが高くなります。そんな香港でおススメの日本語対応可能な病院は、「DYM health care」です。診察時の一連の対応が日本語でできること、インフルエンザ予防接種はもちろん小児予防接種もできるため、お子様をもつご家庭でも安心して受診できることなど、多くの利点があります。香港に長期滞在する方はぜひ、こちらの病院へ受診してみてはいかがでしょうか。